昨日、知ったのだが「向嶋」が閉店していた。向田さんの妹がやっていた「ままや」が閉店し、お店の味を引き継いだ中道さんの料理を堪能したかった。新橋にあっていつでも行けたのだけど、大切な人と行きたいとか、まだ敷居が高いとか色々な理由を付けて後回しにしていた。こうやって私は色々なものを取りこぼしている。ほかにも取って置きと思ってたおばんさいの店がお昼だけになってたりしてさ。偶然の出会いの中から自分で選びとっていると考えると、アンテナの感度が悪いのです。どんなに振っても高くかかげてもアンテナ一本だからな。変わりにどうでもいい電波を拾ったりして…などと、しょんぼりしていたんだけど、暮らしの手帖社から
「もう一度食べたい 昭和の味」が発売されていた。なんか松浦弥太郎の策略(彼が編集長になってから花森安治のイラストでグッズが出たり、サイン会などがある)に引っかかるまいと思っていたが、これは買いだ。昭和の味を忘れないように。